東京都港区に店舗を構える賃貸不動産業者の社長様から、自社ホームページのご相談をいただきました。
ポータルサイトを中心に集客していたが、自社で物件検索サイトを持っていることを活かしきれていない。
反響から1件でも決まれば費用対効果が良いので、SEOコンサルティングをしてほしい。
事例概要は以下の通りです。
- 対象サイト:東京都心部の賃貸不動産業 自社ホームページ
- コンサルティング実施期間:12ヶ月(継続サポート中)
- 内容:SEOコンサルティング – STANDARDプラン、外部SEO対策プラン
もともと自社ホームページで検索エンジンから一定数のトラフィックがある事業者様です。
自社サイトはあるものの、検索エンジン経由のアクセスは弊社がサポートに入る段階では頭打ちという状況でした。
今回はどこに課題があり、何を伸ばしていくのかを考慮する必要がありました。
コンサルティング結果
本件は継続サポート中ですが、途中結果として各数値が上昇しています。
以下の画像をご覧ください。
▼本プロジェクトの自然検索トラフィック(ユーザー)数
SEOをご依頼いただいた目的である「検索エンジンからユーザーを集める」を意味するトラフィック数は、サポート開始から1年で200%上昇しました。
着目すべきは、アクセスの推移です。
直近8〜10月>1月〜3月
通常は不動産業において繁忙期と言われる1月〜3月に比べて平常月である直近のトラフィックが多いというデータはつまり、サイト自体のポテンシャルが底上げされており、更にウェブサイトが成長し続けていることを意味します。
▼本プロジェクトの平均掲載順位(n=1000キーワード以上)
平均掲載順位は、1年でサポート開始前のボトム値である54.8位→34.4位に上昇しました。
コンサルティングのポイント
徹底的な内部調査の実施
弊社の内部最適化チェックツールを用いてサイト全体の調査から実施しました。
結果、多くの課題点として抽出された項目が、各ページに対するクロールの問題でした。
不動産サイトとしてみた場合に、クロールされるべき個所がコーディングによってブロックされていたり、検索エンジンに関係性を理解させるための内部リンクが辿れなくなっていたり、本来インデックスされるべきページが除外されていたりと、多くの問題が発生していました。
厳密にはこの他にも多くの課題があがったのですが、一つ一つの優先度を付け、実施できる個所から対処していくこととしました。
内部対策の最適化
主要なページのタイトルやディスクリプション、見出し設定、パンくず設定などが「Googleなどの検索エンジンに評価されにくい」状態となっていたため、これらをあるべき形への修正を進めました。
内部リンクの設定についても企画から実装までをサポートしました。
クローラー対策
不動産の情報は入れ替わることが前提であるにも関わらず、それらをGoogleなどの検索エンジンに知らせる部分の最適化ができていませんでした。
本プロジェクトにおいてはサイトマップにて対応をご提案。どのページを優先的に送るべきかの構成を弊社にて企画し実装しました。
こちらの施策によって、発見されることのなかったページの抜け漏れがなくなり、インデックスされるページ数も結果として増加しました。
担当コンサルタントより
「ポータルサイトに依存したくない」という社長様のご意向から参画させていただいた本プロジェクト。
ホームページを活かしきれていないと感じられたのは、ポータルサイト以外にもしっかりとホームページを更新していく意思があったからにほかなりません。
特にウェブ集客の面においては、どんなホームページでも更新しなければSEO効果は期待できません。
仮にアパレルショップでも飲食店でも、いつ見てもまったくメニューや品揃えが変わらない店舗というのは、はたして魅力的でしょうか?
WEB集客においてもこの考えは同じです。常に訪問されるユーザーのことを考え、たとえ目に見えないホームページの裏側の改修だとしても、少しずつの最適化の積み重ねがユーザー満足やGooleの評価につながるのです。
アクセスアップによる反響獲得と弊社のコンサルティング費用を比較していただきつつ、SEO成果を評価いただき、現在もご継続いただいているSEO対策事例となりました。